建築業界緊急事態発生!!建築設備・建築資材の納品が遅れるかもしれません
目次
建築工事の進捗
2020年2月15日撮影
鉄骨へのロックウールの吹付け、ALC室内側の断熱材の吹付けが終了し、石膏ボードを貼り付けるためのLGS(Cチャンネル)の工事が始まりました
納期遅れの可能性
大手設備メーカー○IXILからのFAX
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4月下旬の竣工に向けて、すでにすべての資材や設備は発注済み、納期確認済みでしたが、納期の遅れが生じる可能性が出てきました。私と現場監督さんで、早め早めに仕様決めをして、発注をしておいたことは少なくとも正解であったと思っています
また、これから施主支給を予定していた
・ウォシュレット
・照明器具(ダウンライト、シーリングライト、ブラケット、外構)
・ゴミステーション
などもじわりじわりと値段が上がって来ました。物によっては、在庫なしになった商品も出てるなど、品薄感が高まってきたので、少し早いですが、ネットショップで発注をしました
本来であれば、現場に直送ですが、まだ、室内工事が始まったばかりで、物を置くところがありません。仕方ないので、とりあえず、すべてを自宅に届けてもらうこととしました。家の中がしばらく商品でいっぱいになりそうです
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当然のことながら、重要な設備や機器などがない状態で、入居者さんが入居を開始することはできませんが、入居日を後ろ倒しにすることはなんとしても避けたいです
2,3月のピークシーズンでの竣工を目指してしてた大家さんは、さぞかし気をもんでいることと思います。ただ、メーカーは普通1ヶ月ぐらいは在庫を持っているので、私のような4月竣工の建物ぐらいまでは、なんとかなるのではないかと考えています
サプライチェーン
私自身も、大手メーカーの事業部に所属する会社員なので、今回の新型コロナウィルスの影響をひしひしと感じています。中国の部品メーカーの生産が止まり、ある部品の供給が止まったために、製品の製造が3月からストップすることになりそうです
メーカーにとって、商品が出荷できないことは致命的であり、業績へのインパクトは甚大です
現在の状況を真面目に想定していれば、中国のみに頼ったサプライチェーンでなく、バックアップのルートも確保しておいた方が良かったのは明らかですが、中国メーカーの技術力やコストを考えると、わかっていても、どうしても中国に依存してしまうのは避けられません
中国依存のリスクが露呈したわけですね
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また、たとえ、日本で建築される建築物であっても、設備や資材の大半は中国製です。今回のことの影響がどれぐらいインパクトがあるかはまだわかりませんが、建物の完成が遅れれば、建築主や施工会社の経営にそれなりの影響を与えることになると思います
現在、私の新築マンションの資材・設備の確定納期の連絡を、固唾を呑んで待っている状態です
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デベロッパー曜日、まだまだ続きます
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました