とってもうれしいです!!!
目次
祝コラムニスト1周年!
早いもので、楽待でコラムを書き始めて1年が経ちました。読者のみなさん、沢山の「役に立つ」をクリックしていただき、誠にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします!
祝満室!!
2020年4月末に完成した都内23区重量鉄骨造5階建ての賃貸マンションが満室になりました
今回の新築は、自分で土地を探し、設計士と建築会社の監督とプランを練り建築した思い入れの多い物件です。ある意味、私のこれまでの不動産賃貸業の集大成をしようと取り組んだ物件になります
過去の新築の経験から、完成前には当然のことのように満室になっていると考えていましたが、目論見は無残にも外れて、満室まで4ヶ月かかってしまいました。とはいえ、元金返済が始まる11月前までに満室になったので合格点を与えられるのではないかと思っています
新型コロナの影響
新型コロナの影響は、1月ぐらいから中国における住設機器メーカーの生産中断による住設機器の欠品と受注中止に始まり、その後の賃貸住宅の仲介を行う不動産会社の企業活動停止による内見数の激減へとつながっていきました
新型コロナとは関係ありませんが、今年の梅雨は雨が多く、梅雨明け後も猛暑の日々のため、賃貸住宅を探そうとする市場の動きは非常に弱く、予想外の長期戦を強いられることとなりました
とはいえ、新型コロナのことを予想することは不可能なのは確かでありますが、こういったことが不動産賃貸業のリスクになるということは、骨にしみて理解することができました
自分にとって今後重要になることは、新型コロナの影響によって、不動産賃貸業がどのように変化していくかを、よく見極め、それに対応した行動をとれるかどうかだと思います
物件獲得の振り返り
この物件の土地の取得からの軌跡についてご興味のある方は、本コラムを初めから読んできたいと思います。楽待の検索で
デベロッパー曜日
と検索していただければ、過去のコラムを順番に見ることができます。このコラムでは、土地を自分で探して購入し、賃貸マンションを建築するまでの一連の流れを細かく説明したつもりです
現在建築中の方やこれから賃貸住宅を建築する方、将来、建築を考えている方まで、参考になる情報が満載だと思います
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せっかくなので、この物件についてダイジェスト版で少し振り返りたいと思います
■ 土地の取得
2018年の12月にSUUMOとアットホームでこの土地を見つけました。1年ぐらい探し続けて苦労してやっと見つけた土地です。もちろん、広告の出た瞬間に、自分でボリュームチェックし、その後、設計士さんにもお願いして、ボリュームチェックなどをしてもらい、その日のうちに現場見学をし、買付証明の受理をしてもらいました
早々に、設計が完了し、契約を行い、銀行から土地代も含めたフルローンでの融資も決まりました
■ 既存建物の状況
築約40年の鉄骨造2階建て+3階のプレハブ風の建物が建っていましたが、更地渡しのため、解体が終わっての引き渡しです
確定測量も行い、面積が1平米増えたこともありました
■着工
2019年9月末に着工しました。工期は7ヶ月の予定でした
最初の関門は、軟弱地盤との戦いです。過去のボーリング調査では支持層が44mにあるというデータもあり、ドキドキしながらボーリング調査の結果を待ちました。幸運なことに地下30mのところで支持層にあたりました
この地区に新築を建てるのは始めてでしたので、正直、地盤の状況については驚かされました
高さ15mの5階建てビルのために30mの杭を6本も打つなんて、想像もしていませんでした。杭の費用だけで約1000万円以上の費用がかかってしまいました
杭工事の様子です。直径400mmx長さ30mの杭を6本、打ち込みました。写真の杭を縦に3本つないだ長さです
■基礎工事・鉄骨工事
たっぷり配筋を使って、基礎を作ってもらいました
鉄骨の組み立てが完了しました。重量鉄骨造の中でも、特に太い柱を使いましたの重量感が半端ないです
■建物外観イメージ
参考にした外観イメージは松本城です
松本城:自分で撮影
■建物完成
2020年4月末に建物が完成し、入居が始まりました。
2020年8月末、満室となりました
考えれば、約2年がかりのプロジェクトでした。苦労したこと、後悔したこと、狙い通り上手くいったことといろいろありましたが、充実した日々でした
ともかく言えることは
新築は楽しい!
と
満室はうれしい!!
の2つです
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デベロッパー曜日、まだまだ続きます
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました