FIREするための職業選びと倹約のススメ
目次
POTスコアとは?
さて、FIREを達成するための資産を作るための3つのステップのうちの2つについて解説しました
1.必要な生活費を決める
2.4%ルールで目標の資産額を決める
ここまでは、目標の設定です。FIREを達成するには、なるべく低い目標を設定する必要があることがわかりました
残る一つは、実際にお金を貯める方法です
3.POTスコアに基づき職業を選び高収入を得て、倹約に励む
POTスコア?ちょっと聞き慣れない言葉ですね
POTスコア:Pay Over Tuition つまり、Tuiton:学費に対するPay:給料の比率を職業ごとに表した数値ですです
ある職業の
(年収中央値 – 最低年収) / 目的の職業に就くためのコスト
で計算します。要するに、お給料が多く、学費が安い職業がいいスコアになります。本の著者は貧しい家庭に育ち、限られた教育費から、効率よく稼ぐということを考えたようです。ある意味、ここが今流行のFIREの一番肝となるポイントです
例を示しましょう
ライター(0.2)
ダンサー(0.51)
役者(0.52)
医者(0.78)
美術家(0.83)
弁護士(1.09)
会計士(1.83)
コンピュータ・エンジニア(2.81)
配管工(5.14)
本の著者は、この計算結果から、コンピュータ・エンジニア(2.81)になることに決め、大学の専攻を決めました
ちなみに医者(0.78)は、学費が高い割に給与が低いためPOTスコアはよくありません
好きな職業につくか?FIREを優先するか?
本の著者な、IT関係の仕事に付き、高い給与をもらいながら、倹約をし、7000万円を貯め、31歳でFIREを達成しました
その後は、有り余る時間を使い、本当はなりたかった小説家になるという夢を実現したそうです
我々は小さい頃から、自分の将来なりたい好きな職業を考え、それを実現するために努力しなさいと教わります
本の著者の場合、その夢を達成するための順番を変え、まずFIREを優先したということです
(つづく)