不動産投資でFIREを達成しました!!

サラリーマン大家道23:サラリーマンの家計防衛策

本コラムは「収益物件数 No.1 国内最大の不動産投資サイト楽待(らくまち)」に筆者が1年前に投稿したものです                                                  

テリー隊長

不動産投資の前に考えましょう

サラリーマンの過酷な状況

昨年はじめからの新型コロナが、サラリーマンの経済状況に大きな影響を与えていることは言うまでもありません。しかし、新型コロナの前の2019年の後半には、すでに日本は景気後退入りしていました

一つの要因は、2019年10月の消費税10%への増税と思われますが、すでにグローバルな環境の中で、日本企業が成長することが難しくなってきたこともあります

実際、経団連の中西会長も、今後日本企業が終身雇用を続けていくの難しく、雇用システムを変えていく必要があると述べています

企業も、防衛策として、時短とセットになった副業の解禁などを通して人件費の抑制を進めようとしていましたが、そこに新型コロナの問題が起こり、さらにこれが加速したものと思われます

年棒制や成果主義なども、企業が人件費を絞るための有効な手段としてどんどん採用されていくと思います

また、実際、老後の頼みの綱である、退職金と年金も減額されていくことも容易に予想ができます

国の方も、経済の低迷を予想してか、消費税の10%への増税だけでなく、こっそりと社会保障費を増額したり、取れるところから取ろうとしているようです

以上のことから、今後、日本のサラリーマンの未来は、すでに逃げ切った団塊世代の先輩たちのようにはならない、厳しいものなると予想できるでしょう

サラリーマンの家計防衛策

では、その答えは?やはり、楽待コラムですから

不動産投資

でしょうか?

もちろん、不動産投資が有効な手段であることを否定はしませんが、防衛策にも、攻めと守りがあると思います

不動産投資はどちらかというと攻めの防衛策、つまり、

攻撃は最大の防御

というものです

しかし、サラリーマンの家計防衛策として、まず第一に考えてほしいのが守りの防衛策です

要するに、

自分の守りを固めてから不動産投資を始めても遅くはない

順番を間違えないでほしいということです

戦争で言えば、敵に攻め込むためには、強力な兵器の準備も大切ですが、弾薬や食料の補給路も必要ですし、攻撃が失敗したときの退却の手段も用意しておかないと玉砕してしまうかもしれません

また、極端な話をすれば、無理に攻撃しなくても、強固な城壁を構築して食料を蓄え、長期戦に望むという戦略もあります

具体的に、守りの防衛策の戦略は2つ

1.家計の見直し
2.不労所得の獲得

です

家計の見直し

収入が増えないなら、支出を徹底的に抑えましょう。見直す項目は

・住宅費の見直し(金利交渉、借換、思い切って賃貸?)
・格安SIMに変更
・生命保険の解約(本当に必要ですか?特にガン保険)
・自動車の見直し(軽じゃだめですか?中古じゃだめですか?)
・サブスク(Netflix、Spotifyどこまで使っていますか?)
・新聞、定期購読(必要ですか?)
・電力ガス(新電力、ガス加入しましたか?)

どうですか?みなさん、どれぐらいやっていますか?

ちなみに、住宅ローンの繰り上げ返済は、現在の超低金利の中ではあまり意味がないのでおすすめしないです

まずは、支出を抑えて家計を防衛です。できれば、節約した中から、投資に使えるお金を貯蓄したいですね

不労所得の獲得

不労所得といっても、もちろん不動産投資は入りません

「忙しいあなたには、生命保険代わりになって、将来の年金にもなる不労所得型不動産投資の新築ワンルームマンション投資をおすすめします!」

などというのは論外ですが、私のいう不労所得とは、

株や債券の投資

のことです。株といっても、値上がりを期待する投資ではなく、REITや高配当株に投資するインカムゲインの投資です

例えば、

例1:毎月10万円を利回り3.5%のJ-REIT ETFに投資

  10年後の資産:14,343,251円(利回り20%)
  20年後の資産:34,686,927円(利回り45%)
  30年後の資産:63,541,927円(利回り177%)

あなたが現在30歳なら、40歳、50歳、60歳のときの資産です

もし、月に10万円は厳しいけど、月5万円なら、上記の半分は貯まります

例2:700万円を利回り4%の海外高配当ETFに投資

  10年後の資産:10,361,710円(利回り48%)
  20年後の資産:15,337,862円(利回り119%)
  30年後の資産:22,703,783円(利回り224%)

あなたが現在30歳、700万円の現金をもっているとします。500万円で土地値+200万円のリフォーム代の築古戸建てに不動産投資した場合、10年後、20年後、30年後に上記の値段でその戸建てを売ることができますか?

老後2000万円問題も、30歳のときに700万円持っていれば解決できてしまいます

さて、サラリーマンの家計防衛策として

1.家計の見直し
2.不労所得の獲得

に取り組んでもらいましたが、もし月に5万~10万節約できるか、すでに700万円の現金をもっていて、それを不労所得獲得のための原資にできるなら、これで足りてしまいませんか?

不動産投資が答えなのか?

これからますます状況が厳しくなるサラリーマンの家計の防衛策として不動産投資を考えるなら、まずは、自分の家計の防衛=守りを固めるべきだと思います

確かに収入の減少はこれからも続くでしょうが、お父さんとお母さんと子供2人の家庭なら、お父さんとお母さんの2人が働いて、守りの防衛策を取ればなんとかなると思います。まして、シングルの方なら選択肢も多くより有利な気がします

守りが固まれば、あえて攻めにでなくとも家計は安泰です

私自身、サラリーマンの副業として、相当な金額の投資をしてきましたので、サラリーマンが副業で不動産投資をすることに対しては非常に肯定的です

しかし、時代が違ってきたのでしょうか?自分が不動産投資を始めたのは、当たり前のサラリーマンの生活より、一段上の世界を見てみたいと思い、沢山勉強をして、リスクをとって、投資をしてきたわけです。下心や皮算用があったからリスクと引き換えにチャレンジもできたのだと思います

もちろん、不動産投資をする理由は人それぞれです。決して、他人がやっていることを否定するようなことはしません。その人によって、資産背景や事情も違うでしょう。攻撃は最大の防御ともいいますし、そもそも、不動産投資は守りだという人もいると思います

ただ、サラリーマンが家計を守るためであれば、まずは、守りの防衛策をとって、その上で考えてもいいのではなでしょうか?

繰り返しになりますが、サラリーマンの将来の不安を煽って、新築ワンルームマンションをフルローンで買わせるビジネスが横行しています。不動産投資直行!だけにはならないようによく考えてほしいです

サラリーマン大家道、まだまだ続きます

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました