不動産投資でFIREを達成しました!!

2021年 令和3年 宅建 合格点は33点 34点と予想しました①

今年4月にFIREして会社を早期退職をしましたが、時間が持て余すので、自分のフィールドの不動産投資に近い宅建試験を受験しようと思いつきました。もちろん、不動産投資には宅建の免許は全く必要ありません。

7月に申し込みをし、勉強を始め、約3ヶ月弱の独学での勉強でしたが、過去の試験や書籍の模試では40点以上が取れるようになった状態で、試験日2021年10月17日(日)を迎えました

宅建試験について

宅建は4択50問のマークシート方式のテストです。合格は上位15%までが合格なため、年によって合格点は、35点を中心に変動します。35点=70%が合格ラインということですね

宅建試験は、年齢、学歴、職歴などの受験条件がないため、小学生から80代の高齢者まで、毎年20万人ぐらいが受験する国家資格としては、国内最大位の試験です

私の結果は34点

試験は13::00-15:00に行われますが、試験が終わり、16:00ぐらいになると、各資格予備校や講師から解答と予想合格点が発表になります

私の自己採点結果は34点、昨年の合格点が38点でしたのでちょっと不安になりましたが、自分が解いた感触では、今年は昨年の民法改正の影響で初見の問題が多く、全体的に難易度は上がったという感触でした

予備校の予測も35±1点と昨年より大幅に点数が下がり、難易度が上がっていたのは確かですが、自分は合格予想点の一番下のため、全く安心できない状態です。ただ、多くの予想が予備校や講師から出てきましたが、全くその理由を数値的に語らないのが非常に不思議でした

ビッグデータによるデータ解析が盛んに行われている時代に、国内最大の国家資格の合格点予想ぐらい、過去の傾向と今回の結果の何らかのサンプリングで容易に推測できます

ひかるオープンチャット

全く、納得のいかない予備校や講師たちの時代遅れな予想に対し、なにか客観的にデータ分析で合格点が求められないかと思い、たどり着いたのが、ひかる人財プロジェクトオープンチャットでした

私と同じように、予備校や講師たちの予想の根拠を知りたい人の集まりです

まだ、宅建について関わって3ヶ月の初心者の私が、こちらで多くの情報を入手したところ、完璧では無いけれどある程度科学的に、合格点を予想する方法をいくつか思いつきましたのこのブログで紹介したいと思います。まずは1つ目です

合格点予測の考え方1

これまでも、大手予備校の受験者、合格者の平均点平均正答率を年ごとに求め、それを各年の合格点と相関を求めることはやられてきました。実際、今年、予備校や講師から出された予想点もこの考えをベースに、講師たちの肌感の難易度で補正されているものとの印象を受けました

ただ、この方法の大きな欠陥は、平均値に着目している点です。統計学を学んだ人なら、統計は平均値だけで見るのではなく、中央値分布も合わせてみないといけないと教わります

要するに、同じ平均値の年であっても、分布が違っていれば、上位15%の人数は大きく違ってきますが、平均値で予測している人は、そこまで考慮されて分析がされていないということです

ネットやひかるオープンチャットを通じて、たくさんのデータが集まりました

わかりやすく説明するために、まずは、今年の宅建試験の問題ごとの正解率をグラフにしてみましょう。大手資格予備校A社がWEBに公開したデータです

次にこれを正解率の高い順に並べ替えます

さらに、このカーブを6次関数を使って、近似曲線にします。ここまではExcelで簡単にできます

青線が実際の問題ごとの正答率、オレンジがそれを近似した曲線です。この曲線がその年の難易度の分布を表すと考えました

要するに、その年の難易度が高ければ、正答率が全体に下がり、曲線も全体的に下がります。反対に、難易度が低ければ、正答率は全体的に上がり、曲線も全体的に上がります。

ただし、その年によって、問題が違うので、カーブの形状は微妙に違うことになりますが、50問で正答率に並べ替えてしまえば、だいたい同じような形の曲線になりますし、曲線の形状ではなく、曲線の位置上下によって、その年の合格点の比較ができるのでは?と考えたわけです

合格点予測の考え方2

早速、各年の正答率の曲線と合格点の関係を調べようと考え、入手ができた

大手資格予備校A社の
各年の合格者の正答率の曲線

合格点

を上記の方法で比較したところ、正答率の曲線は、合格点の順に並ぶことがわかりました

それでは、今年のA社がWEBで集めたデータと過去のものとを比較してみましょう。同時に、B社も今年、同じようなWEB調査をしているので、問題ごとの正答率の一緒にグラフにしてみました。合わせて入手できたC社とD社のこちらは受験者全体の正答率のデータも記載しました

A社、B社、C社、D社ともに、生徒の実力の分布はそれぞれに違いますが、近似曲線で結んだ全体の傾向を合格点で比較することは可能です

結果を見てみましょう。これが、この方法を用いて求めた、今年の合格点の予測です

今年の結果(2021年10月のA社とB社のWEB調査の結果)は、A社の2015年31点と2019年35点の間、だいたい、32点ぐらいのところにあります。A社とB社のWEB調査に協力した人は、合格者と不合格者が混ざっていますが大半は合格者でしょう。よって、ここから不合格者を除くと、このラインは少しだけ上に移動するはずです

そこで、今年の宅建の合格予想点を、31点から35点の中の、35点寄りの

33点または、34点

と予想しました

自分の感触でも、2019年の35点より、少し難しい印象があり、それとも一致します

さらに合格点が38点であった昨年の10月のA社合格者の分布もグラフに記載しておきました。合格点38点の正答率分布が、こんな上の方にあることがグラフからわかります。問題がやさしければ、正答率が上振れするのは当然ですよね

この予想がハズれる要因

公開されていた限られてデータを用いて出した合格予想点なので、不安要素がありますのであげておきましょう

  • 今年の受験者の実力の分布がコロナ過去と大きく違った場合

去年と今年は、コロナの影響があるかもしれません。勉強時間が取れた独学者がYouTubeなどで勉強して実力をつければ、予備校の過去データを用いた分析は当たらず、合格点はこの予想より上に行くでしょう

また、今年は受験者数がここ10年ぐらいで最高であり、去年から急増しています。この急増した受験者のレベルも同じように影響がありますが、もし、申込みはしたけれど余り勉強はしなかった不勉強受験者が多ければ、合格点は私の予想よりさらにさがります。(まさか、31点とか32点とか??)

ところで、予備校や講師は、これら独学者のレベルをどれぐらい把握しているのでしょうか?私のように独学で、予備校や講師との接点が何も無い受験者は、予想以上に多いはずです。このことからも、今年に限れば、予備校の予想の誤差は大きいと思います

もう一つデータ分析があります。これも興味深いですが、次の投稿としたいと思います

②に続きます

注:この予測はあくまでも私が個人的に求めたもので、これがハズレても何らかの保証をすることはできませんのでその点はご了承ください。競馬の予想や人生相談の占いぐらいの情報として捉えてもらいたです